AGA・FAGAの治療薬のそれぞれの違いや施術方法をまとめています。

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最新のAGA・FAGA治療

AGA治療をする医師と男性患者

 

薄毛になるメカリズムは完全に解明されていませんが、最新のAGA・FAGA治療を受ければ毛根が死んでいない限り毛が生えてくると言われています。
人気が高い内服薬「ザガーロ」のジェネリック医薬品が登場するなど、低価格化が進んでいるのも魅力です。
最新のAGA・FAGA治療について紹介します。

 

AGA治療とは

AGA(AndroGeneticAlopecia)は男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)という意味を持ち、成人男性が加齢で頭頂部や生え際から薄毛になっていく症状の総称です。
AGA治療は名称の通り男性向けの薄毛治療で、内服薬・外用薬のいずれかを使ったものをAGA治療。内服薬と外用薬を組み合わせたものをFAGA治療と呼びます。

ドラッグストアにも市販の育毛剤や発毛剤が売られていますが、内服役のAGA治療薬は医師が処方して提供する必要があります。
健康保険は適用されず、自費でAGA治療を扱っているクリニックに受診して薬を出してもらうのが治療の流れです。

 

主なAGA治療薬

治療薬のイメージ

 

AGA治療薬は以下の種類があります。

 

プロペシア

特徴:フィナステリドを配合した日本初のAGA治療薬、Ⅱ型の5αリダクターゼのみ阻害
治療期間:一般的に6ヶ月程度の連日投与が必要、その後も予防を目的に継続することが望ましい
費用相場:5,000~10,000円/月
ジェネリック医薬品:フィナステリド錠など

 

ザガーロ

特徴:デュタステリドでⅠ型とⅡ型の5aリダクターゼを阻害
治療期間:一般的に6ヶ月~1年程度の連日投与が必要、その後も予防を目的に継続することが望ましい
費用相場:8,000~12,000円/月
ジェネリック医薬品:デュタステリド錠など

 

ミノキシジル外用薬

特徴:国内で唯一認可されている発毛剤(外用薬)、リアップなど市販薬もある、ミノキシジル内服薬は国内未承認
治療期間:一般的に3~6ヶ月の連日投与が必要、多くの商品が1日2回投与を推奨
費用相場:5,000~9,000円/月
ジェネリック医薬品:多数あり

 

AGA治療をする場合、プロペシア系かザガーロ系いずれかの内服薬を飲むことを推奨します。
プロペシアは生え際や頭頂部など男性ならではの薄毛に多いⅡ型の5αリダクターゼのみに働きかけ、基本的には薄毛の進行を抑制するのみです。
ザガーロは2つの5αリダクターゼを阻害し、発毛も促進する働きがあります。

 

プロペシアとザガーロを比較すればザガーロの方が万能で強力と表現することができますが、症状や相性によってはプロペシアでの治療でもザガーロと同等以上の変化を実感できます。
ザガーロはプロペシアより高額で治療期間が長く、一部で勃起機能障害や精力低下障害の副作用が出るデメリットがあるので、医師からの説明を聞いて選ぶようにしてください。

 

施術方法・予防方法

注意マークを掲げる医師

 

利用するAGA治療薬を医師や薬剤師から説明された通りの頻度で連日投与するのがAGA治療の施術方法です。
基本的に連日投与が必要で、内服薬は食前・食後など飲むタイミングの指定はありません。
継続することがとても大切で、過剰摂取や過剰投与はNGです。

 

薄毛になる男性は頭皮が固くなって髪質も若い頃から変化している方が多いですが、AGA治療をすると頭皮が柔らかくなるなど髪質の変化から実感できることが多いです。
一部で飲むのをやめたら副作用で薄毛進行が早まったと言う人がいますが、基本的にAGAは加齢とともに加速していきます。
飲むのをやめたら、歳を取った分だけ飲む前の時期よりも薄毛進行が早まることが多いので注意しましょう。

内服薬と外用薬を併用するFAGA治療をすれば、より大きな変化を実感できることが多いです。
AGA治療を受けるだけでも劇的な変化を得られる可能性がありますが、より確実性を高めるためにも頭皮ケアや生活習慣の乱れを改善する取り組みも行うようにしてください。

 

ジェネリック医薬品について

プロペシア、ザガーロ、ミノキシジル外用薬はいずれも昔からありましたが、2015年にプロペシアのジェネリックが登場。さらにザガーロのジェネリックが2020年に登場してAGA治療の人気が高まりました。
昨今はAGA治療の需要増加を受けて、通院不要のオンライン診療でAGA治療薬を処方するクリニックも登場しています。

 

なお、海外医薬品の個人輸入代行でジェネリック医薬品を医師の診断不要で安く買うこともできますが、個人輸入代行で流通しているジェネリック医薬品は偽物や粗悪品が多いです。
AGA治療は必ず国内で認可を受けた治療薬・ジェネリック医薬品を利用するようにしてください。