医療脱毛の費用目安
医療脱毛は主に、医師もしくは看護師などの有資格者でないと扱えない強力な医療用レーザー脱毛機を活用する方法の総称です。
費用は照射する部位と範囲によって大きく異なり、原則として施術時間や照射面積に比例して料金が高くなっていきます。
ヒゲや腋のみなど、限られた部位であれば1回あたり数千円程度から利用可能ですので、コンプレックスを感じている方は是非検討してみてはいかがでしょうか。
医療脱毛の料金目安
医療脱毛の費用相場は以下の通りです。
なお、セットプランの回数はクリニックによって異なりますが、3~6回程度に設定されているのが一般的です。
部位 | 1回のみの利用 | セットプラン(1回当たり) |
---|---|---|
全身(顔・VIOを除く) | 20万円前後 | 8万円~ |
腋 | 3~7千円 | 4千円~ |
手の甲などの小パーツ | 4~8千円 | 5千円~ |
腕・足などの大パーツ | 1~3万円 | 1.5万円~ |
VIO | 1~4万円 | 2万円~ |
髭脱毛 | 5千円~3万円 | 4千円~ |
※金額は1回当たりの価格です。
脱毛の仕組み
毛は、休止期・成長期・退行期といったサイクルを繰り返しており、これを「毛周期」と呼びます。
レーザーは黒いものに反応する性質があり、脱毛は毛を導火線にして細胞を破壊します。そのため、毛がそもそも生えてない場合(休止期に入っている場合など)は減毛効果が期待できません。
よって、完全に毛を無くしたいのであれば複数回の照射が必須になります。時間が経過すると休止期の毛が再び生えてきますので、そのタイミングで照射する必要があります。
必要な照射回数は部位や使用する脱毛機、元々の毛の濃さ等によって変わってきますが、10~20回は必要だと言われています。
なお、レーザー(医療脱毛)はエステサロンで用いられている光脱毛(フラッシュ脱毛)よりも強力であるため、医療脱毛の方が少ない回数で済みます。
医療脱毛は男性から人気
昨今は医療脱毛を目的に美容クリニックへ通う男性が増えています。
男性は女性よりもヒゲが濃く、日本は社会人のマナーとしてヒゲを処理することが求められています。
少しずつメンズ脱毛が世間に認知され、男性が脱毛する行為が恥ずかしいものではなくなりました。
さらに、医療脱毛が利用される要因のとして、男性の太い毛はエステサロンの脱毛では効果が薄いという点が挙げられます。
エステサロンの脱毛は医療脱毛よりも価格が低いですが、出力は医療脱毛に比べると弱いです。(レーザー脱毛は医療行為に当たるため、クリニックでしか扱えない)
男性は安さよりも確実性を重視して医療脱毛を選択する傾向にあり、一方で女性はサロン脱毛で十分だと考える方が多いようです。
バルジ領域を破壊する方法
最近ではバルジ領域を攻撃する「蓄熱式」のレーザーが人気を集めています。
従来のレーザーは毛根の奥にある細胞(毛を生やす組織)を直接破壊していたため、照射時に強い痛みが伴い、赤みや腫れが出やすいというデメリットがありました。
近年発見されたバルジ領域は、毛の浅いポイントにある毛を生やす指令を出す場所です。
バルジ領域の破壊は毛根を破壊するのと同様の減毛効果を生み出す上、施術時の痛みと施術直後の肌トラブルリスクが低いというメリットがあると言われています。
医療脱毛の低価格化にも貢献していますが、効果が薄いという評判も見受けられます。今後の蓄熱式レーザー技術の発展に注目していきましょう。